ボブ・マーリー&ザ・ウェイラーズ(Bob Marley & The Wailers)が国際的名声を得るようになった矢先の1974年、バニー・ウェイラーとピーター・トッシュ(Peter Tosh)がこのグループから脱退した。この確固たる決心は、「ザ・ウェイラーズからバニー・ウェイラーとピーター・トッシュが脱退!」という事実が脱退前に語られることを避けるためのもので、この決心が結果として彼らのソロ・キャリアを輪郭付けることになった。
彼らは60年代後期にWail N Soul Mレーベルの運営に挫折し、後にバニー、ボブそしてトッシュから構成されていたトリオはタフ・ゴング(Tuff Gong)を設立、後に結成される新ウェイラーズはこのレーベルからボブ・マーリーのレコードをリリースし続けた。
一方、ピーター・トッシュのソロ音源はインテル・ディプロH.I.M.( Intel Diplo H.I.M. - Intelligent Diplomat For His Imperial Majesty)からリリースされ、バニーの音源は揺るぎないラスタファリアンとしての誓いを示すようにソロモニック(Solomonic - 皇帝ハイレ・セラシエ一世による王朝との関係を示して)レーベルから発表された。
バニーはスタジオ・ワン(Studio One)からウェイラーズ名義でリリースされた楽曲のいくつかで、リード・ボーカルを務めた。 それらにはスカからロックステデイに移る頃の'Let Him Go (Rude Boy Get Bail)'や'I Stand Predominate'といった傑作が挙げられる。
1966年、スタジオ・ワンの位置するブレンドフォード・ロード(Brentford Road)を離れてからもバニーは活動を続け、当時、ザ・ウェイリング・ウェイラーズ(The Wailing Wailers)として活動していた彼らはWail N Soul Mレーベルを設立し、一時はアーティストとしての成功を収めたものの、すぐに経済的な不運に見舞われてしまう。その後、彼らはザ・ウェイラーズとしてリー'スクラッチ'ペリー(Lee'Scratch'Perry)、そして彼の率いるジ・アップセッター(The Uppsetter)と組み活動を開始、ここで再びバニーは自身のリメイクとなる'Dreamland'といった印象的な楽曲でリード・ボーカルを務めた。
その後、ザ・ウェイラーズがクリス・ブラックウェル(Chris Blackwell)のアイランド(Island)と契約を交わし、バニーは'Pass It On'や''Hallelujah Time'でその声を届けた。しかし、彼が自身のビジョン、そして一人のアーティストとして崇高な方向性を十分に切り開くことができたのは、ソロモニックでレコーディングを始めてからのことだった。
Tread Along - Bunny Wailer and The Wailing Wailers
Version - Bunny Wailer and The Wailing Wailers
Tread Along - Bunny Wailer and The Wailing Wailers
Version - Bunny Wailer and The Wailing Wailers
Wail N Soul Mレーベルで最もレアなレコードの1つ。
晩年のバニーはこの作品を挑発的なものというよりはコンシャスな歌詞と説明するだろう。
B面には、本レーベル唯一であり、60年代後期の作品によく見られる特徴でもあるインスト'version'を収録。そのリズムは巧妙なナイヤビンギ・ドラムに満たされた堂々としたものである。
アナログ7インチ:
好評発売中
品番:DSR-NL7-001
シリアルナンバー入り 完全限定500枚
シルクスクリーン・レーベルで 60年代の質感を再現しています。
¥1,800
DSR-NL7-002
Feel Alright - Bob Marley and The Wailing Wailers
Rhythm - Bob Marley and The Wailing Wailers
Feel Alright - Bob Marley and The Wailing Wailers
Rhythm - Bob Marley and The Wailing Wailers
ロックステディからレゲエへ、その過渡期の楽曲として位置付けられる'Feel Alright'は、ジェームス・ブラウン(James Brown)の'There Was A Time'を取り入れ、ジャマイカ人リスナーの好みにカバーしたものである。
レゲエにおいてジェームス・ブラウンの影響が指摘されることは稀であるが、ショー・ビジネスで懸命に努力するウェイラーズはJ・B作品が持つグルーヴの力、そして力強いリズム・トラックの重要性をすべて理解していたと言えるだろう。
B面の'Rhythm'は、素晴らしいナイヤビンギ・インスト曲である(A面のバージョンではない)。多くのウェイラーズ学者たちは、ヴォーカル曲がリリースされていない本曲の、リードのピアノから漏れるように聞こえる、微かなヴォーカルを聞き取ろうと全力を尽くし、眠れない夜を過ごした。これを機にあなたも試してみては!
ソロモニック・レーベルから初めてリリースされたバニー作品は、'Heat, Air & Water'としてクレジットされた思慮深く熱望的な楽曲'Search For Love'。
バニーはこの慕う歌を美しく歌いあげ、嘆きのホーンは伝統曲'Waltzing Matilda'のメロディにさまざまなアレンジを加えている。また、結成前のIスリーズ(I Threes)がバッキング・ボーカルでハーモニーを聞かせている。
アナログ7インチ:
好評発売中
品番:DSR-NL7-003
シリアルナンバー入り 完全限定盤
タイトルにより限定数がことなります。
¥1,480
DSR-NL7-004
Bide Up - Bunny Wailer
Bide - Bunny Wailer & Big Youth
Bide Up - Bunny Wailer
Bide - Bunny Wailer & Big Youth
バニーは'Search For Love'に続き'Bide Up'で感情的な力作を発表。完全に理解するにはしばらくの時を要するような、独特のメッセージを持ち合わせた作品である。彼は後に傑作と称されるソロ・デビューアルバム'Black Heart Man'のためにこの曲の新テイクを録るのだが本作は栄光輝かしいオリジナル・カット。B面にはこの歌で2つ存在するビッグ・ユース(Big Youth)によるヴァージョンの1つで、全盛期だったユースはバニーの独特なメッセージを理解しやすくするため、自身の言い回しでバニーの主張をサポートしている。
アナログ7インチ:
好評発売中
品番:DSR-NL7-004
シリアルナンバー入り 完全限定盤
タイトルにより限定数がことなります。
¥1,480
DSR-NL7-006
Anti-Apartheid - Solomonic Reggae Star Peter Tosh
Solidarity - Solomonic Reggae Star
Anti-Apartheid - Solomonic Reggae Star Peter Tosh
Solidarity - Solomonic Reggae Star
メロディカの無限なる可能性を見出した最初のレゲエ・アーティストだったピーター・トッシュ(ザ・ウェイラーズによるタフ・ゴング初のリリース作品である'Sun Is Shining'を参考に)。'Black Heart Man'に収録された、バニーによる最高傑作リズムの一つであり預言的とも言える'Amagideon'に、トッシュがとりつかれるような秘めた力を加えている。
このシングル盤両面に聞かれるメロディカのフレーズと巧妙で複雑なミックスが、トラック中の静かなる心中と神秘さを最大限に引き出している。