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Bunny Wailer第1弾に続く第2弾全3タイトルが2010年10月追加発売! |
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「この音楽は“止むことのない説得”である。過去の悲哀、悲願、抑圧、拒絶がジャジャの輝かしい王国、その王国の希望へととどめなく流れているのだ」- ジェーン・ファアウェザー(Jean Fairweather) |
ネヴィル‘バニー・ウェイラー’リビングストン(Neville‘Bunny Wailer’Livingston)が持ち合わせる不屈の才能を魅せるため、70年代初期
(今回リリースとなるWail N Soul Mの1タイトルは60年代中期の録音)から華麗にも美しいレアなソロモニック(Solomonic)の録音セレクションをダブストアが再びリリース。70年代中期に彼がリリースしたソロデビュー・アルバム「Blackheart Man」はルーツ・レゲエ・ミュージック傑作盤の一つとして正当に評価されているが当時バニーは自身のソロモニック・レーベルから多くの7インチ盤プロデュースしていて、それらすべても素晴らしい作品であった…いや、場合によってはそれ以上に素晴らしかった…これらのレコードがこれまでに愛情を込めて復元され、当時のリリースを彷彿とさせる豪華スリーブにレーベルという特別仕様で再発盤としてリリースされたことはない。レゲエ・ミュージックの中で今までに制作された至上のレコード作品とバニー・ウェイラーならびにザ・ウェイリング・ウェイラーズ(The Wailing Wailers)をダブストアが誇りを持って送る。
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Harry Hawks 2010 October, London |
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バニー・ウェイラーとザ・ウェイラーズ
1963年にウェイリング・ウェイラーズとしてスタジオワンのサー・コクソンのもとでボブ・マーリー、ピーター・トッシュと共にデビュー。
その頃は、Bunny Livingstonとクレジットされている。
1966年にスタジオワンを去り、自主制作のウェイルン・ソウルムを三人で立ち上げ、全活動を自分たちで行う。
その後、名前をザ・ウェイラーズとして、リー・ペリーと共同制作、そして世界に名高いタフゴングへと躍進。
1973年にクリス・ブラックウェルのアイランド・レコーズよりキャッチ・ア・ファイヤーをリリースし、世界のトップアーティストとしてワールド・ツアーへ。
しかし、故郷のジャマイカでの生活が好きだったバニーは帰国しソロ活動を開始。
自身のレーベルである「ソロモニック」より定期的にリリース、そしてアイランド・レコーズより「ブラックハート・マン」をリリースし、ソロでも世界で認められる。
その後、90年頃まで定期的にリリースを行い、1987年のデジタル期には「ルール・ダンスホール」で、ジャマイカ音楽開拓期から常にリードしてきた大御所らしさを発揮し、ダンスホールの若い聴衆をも震撼させた元祖オリジナル・ウェイラーズ。
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ダブストア・レコーズ Wail N Soul M / Solomonic セレクション |
「俺の音楽は伝統的なレゲエさ。分かるか?すべての歌にそれぞれのメッセージがあるんだ。そして、歌にはふさわしい演奏がなければならない。あぁ、俺はそうしようと試みているんだ…」バニー・ウェイラー(Bunny Wailer)
生きる伝説的人物と評されるネビル'バニー・ウェイラー'リビングストン(Neville 'Bunny Wailer' Livingston)はザ・ウェイラーズ(The Wailers)の結成オリジナル・メンバーで唯一生き残っている一人である。
ボブ・マーリー&ザ・ウェイラーズ(Bob Marley & The Wailers)が国際的名声を得るようになった矢先の1974年、バニー・ウェイラーとピーター・トッシュ(Peter Tosh)がこのグループから脱退した。この確固たる決心は、「ザ・ウェイラーズからバニー・ウェイラーとピーター・トッシュが脱退!」という事実が脱退前に語られることを避けるためのもので、この決心が結果として彼らのソロ・キャリアを輪郭付けることになった。
彼らは60年代後期にWail N Soul Mレーベルの運営に挫折し、後にバニー、ボブそしてトッシュから構成されていたトリオはタフ・ゴング(Tuff Gong)を設立、後に結成される新ウェイラーズはこのレーベルからボブ・マーリーのレコードをリリースし続けた。
一方、ピーター・トッシュのソロ音源はインテル・ディプロH.I.M.( Intel Diplo H.I.M. - Intelligent Diplomat For His Imperial Majesty)からリリースされ、バニーの音源は揺るぎないラスタファリアンとしての誓いを示すようにソロモニック(Solomonic - 皇帝ハイレ・セラシエ一世による王朝との関係を示して)レーベルから発表された。
バニーはスタジオ・ワン(Studio One)からウェイラーズ名義でリリースされた楽曲のいくつかで、リード・ボーカルを務めた。 それらにはスカからロックステデイに移る頃の'Let Him Go (Rude Boy Get Bail)'や'I Stand Predominate'といった傑作が挙げられる。
1966年、スタジオ・ワンの位置するブレンドフォード・ロード(Brentford Road)を離れてからもバニーは活動を続け、当時、ザ・ウェイリング・ウェイラーズ(The Wailing Wailers)として活動していた彼らはWail N Soul Mレーベルを設立し、一時はアーティストとしての成功を収めたものの、すぐに経済的な不運に見舞われてしまう。その後、彼らはザ・ウェイラーズとしてリー'スクラッチ'ペリー(Lee'Scratch'Perry)、そして彼の率いるジ・アップセッター(The Uppsetter)と組み活動を開始、ここで再びバニーは自身のリメイクとなる'Dreamland'といった印象的な楽曲でリード・ボーカルを務めた。
その後、ザ・ウェイラーズがクリス・ブラックウェル(Chris Blackwell)のアイランド(Island)と契約を交わし、バニーは'Pass It On'や''Hallelujah Time'でその声を届けた。しかし、彼が自身のビジョン、そして一人のアーティストとして崇高な方向性を十分に切り開くことができたのは、ソロモニックでレコーディングを始めてからのことだった。
1970年代当時でも簡単に手に入れることは出来なかったソロモニックの初期リリース作品、そのリリースから35年経った今もこれらの作品は伝説として語り継がれ、現在は至高の作品と称されるコレクターズ・アイテムとなっている(必然的に高価でもある…)。
今までどんなレコードやCDでも聞くことが出来なかった音源セレクションを、この度ダブストア・レコーズが、異例なことにもバニーよりライセンスを取得するという快挙をなしとげ、再リリースすることになったのだ。 |
Harry Hawks 2009 August, London |
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DSR-NL7-008
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DSR-NL7-009
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DSR-NL7-010
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