フォークウェイズ・レコーズ&サービス・コーポレーション(Folkways Records & Service Co.)は1948年、ニューヨーク市でモージズ・アッシュ(1905-1986)とマリアン・ディストラー(Marian Distler: 1919-1964) によって法人化された。モージズ・アッシュの熱心そして献身的な指揮のもと、フォークウェイズは全世界の‘音’を録音し資料化することを追及、1948年からモージズ・アッシュが死去した1986年までの間に、数少ないフォークウェイズのスタッフは2,168枚のアルバムをリリースした。世界中の「伝統音楽・民族音楽・近代音楽」;様々な言語で録音された「詩・口語・知識」;「固有・コミュニティー・イベント・自然」における記録資料となる録音がそのリリースの中心だった。
モージズ・アッシュの死後1987年、ワシントンD.C.でスミソニアン学術協会の傘下にあったフォークライフ・アンド・カルチュラル・ヘリテッジ(Folklife and Cultural Heritage)にフォークウェイズ・レコーディングスは吸収され、それと同時にレーベルの商業的書類もアーティストたちによる音と精神を将来の世代に伝えるため保管された。