UKで作られたダブアルバムの中でトップクラスの人気を誇る名盤中の名盤、しかも2イン1とファンなら唸ってしまうCDでのリリース!2作が一つになったとは言え、ミックスのされ方が全然違い楽しめます。音源の殆どはあのGussie音源です。大・大・大推薦アルバム!

70年代のロンドンで、レゲエの確立に大きく貢献したサウンドシステム所有者であるロイド・コクソンが、

キングストンのガシー・クラークと、本場ジャマイカをも震撼させたイギリスで最初の本格的なレゲエバンドであるマトゥンビらミュージシャンにより完成された異色

インストゥル・ダブ。メロディカの魔術師オガスタス・パブロがリードを取った曲が多数収録されているので、パブロのアルバムと思っても良いくらい。
深みを感じるのが、4曲目であのボブ・マーリーの友人であるスキルコールがボブ達と録音し、タフゴングからリリースされた謎の歌手によるレア曲のフルート・インストで、
さすがイギリスのサウンドの深い音楽観を感じさせる。またマトゥンビ達が演奏した伝説のラバース・ロックである
ルイザ・マークスのコート・ユー・イン・ア・ライ(Caught You In A Lie)のピアノ・インストなど盛りだくさんな独創ぶり。
元々の企画はサウンドで使うダブプレートだっただけあり、ラバース受けが良かったロンドンの観衆に答えた半ラバース的な内容。
だからといってタビーズ・ダブが好きな人は認めないような、貧弱なサウンドではなくシビレル王道サウンドでる。
Part2は前作には劣る内容ではあるが、スピアーのトラベリングやクリエーション・ステッパーズのカットでは通を唸らせるような怒涛のダブを聴かせる。
重要なセットが二枚でこの価格はなんとも嬉しいしだいである。