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70年初期からの音として貴重とされているのがStudio One, Bob MarleyのTuff Gong、Lee PerryのUpsetterですが、もちろんその人たちも凄いのですがよりコアな人や、聴き込んだ音楽好きを唸らせるのがこのKeith Hudson音源なのです、その中でも飛び切り渋すぎアルバム!
キース・ハドソン Kieth Hudson(1946年キングストン生まれ、1984年NY没)はひどい声の持ち主であったが、スタジオ内で他のミュージシャンを最高に引き出す事を得意とし、Ken Bootheのヒット曲【オールド・ファッションド・ウェイ(Old Fashioned Way)/Inbidimts】、U-RoyとDennis Alcaponeによる素晴らしいdeejayカットが典型的な荒々しくごつごつしたハドソン・リズムの初期の例として印象的である。 ハドソンはグリニッジ・ファーム出身のSoul Syndicateと組むことによりジョージ・‘フリー’・フルウッドとカールトン‘サンタ’デイビスによる推進力となるベースとドラムを得て、70年代前半にAugustus Pablo, Horace Andy, Johnny Moore, Delroy Wilson, Big Youthなどのアーティストによる一連の完璧に自覚しているヒット曲を多数プロデュースした。
そして1973年のまったく独自の[Flesh Of My Skin、Blood Of My Blood]/LP]で非常に効果的に披露している。これはレゲエ最初のコンセプト・アルバムで、すべての曲が黒人の歴史と自決を扱っているものであり、恐ろしさを感じさせるような輝きを持つアルバムであるが、現在聴くことはできないのが残念である。もちろん忘れてはいけない恐れ多い[Pick A Dub/LP]はレゲーの歴史的最高傑作である。
今回紹介するPlay It CoolはWackie’sのLloyd Barnesと共同制作し、Wackie’sアーティストであるLoveJoys,やWayne Jarrettも参加し1981年にNew Yorkでリリースされた作品であるが、先に述べたジャマイカで録音された一連のヒット曲とは異なり、70年代のNew Yorkや Londonのスタジオらしいダークな雰囲気が増し、また彼らしい新しい趣向と共に、リバーブ、フィルター、ディストーション、ピッチダウン効果の深いリミックスにより伝説的であり注目せずにいられないような音楽として完成している。
面白いのが、彼自身がドン・ドラモンドのスタジオワン時代の事を語りサインオンした後にスタジオワン・リズムのオーバーダブが始まったりするのである。ジャケットは当時の仕様と同じプレーンジャケットにスタンプのみのプレリリース・スタイル。
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