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60年代初期に録音された、ポップながら奥深く、とっても愉快なジャマイカン・カリプソ。貴重な初期音源というだけでなく、音楽的に価値ある名盤!
豊かなメロディーでユーモア溢れる、ジャマイカ初期の混血音楽! 60年代初期に録音された、ポップながら奥深く、とっても愉快なジャマイカン・カリプソ。貴重な初期音源というだけでなく、音楽的に価値ある名盤! ジャマイカ独自の粗っぽいメントとポップなカリプソを融合した、ジャマイカの音楽がどのように発展したのかを知る上で重要な一枚。シュガー・ベリーのバンブー・サックスにチャーリー・オーガネアーのハーモニカ、そしてバンジョーが旨く絡み合った悲しげだが楽しいインストから始まり、純メント・スタイルのリズムに横笛が激しく乗り、それぞれの間奏が聴けるインスト。 その後はオゥエンの和めるラブソング、そして伝統曲の深みの溢れるカット、アップテンポなメント・インストに純潔な感のメント・ヴォーカルが第一章。オリジナルのレコードでは、裏面となる第二章はオゥエンが得意とするチャチャとメントの融合のホットだが悲しげなヴォーカルから始まり、名曲「ウーマン・ピヤバ」のどこかしら悪い雰囲気の曲「ウィード」、ヨーロピアンな風味が入ったカリプソ、キングストンの情緒を優しく歌った「キングストン」、ハードなスタイルのカリプソ版ルーツ・チャント、最後を締めるのは純血メント・ヴォーカル、など全てに音楽的魅力や、間奏などでの演奏力の高さ、バラエティーの豊富さといったメリハリが明確に現れ、ハイファイ技術の良質な音で提供されている。 また50年代の黄金期の音に比べ、ポップな音楽としての面白さを増しているが、後に聴かれるような観光客向けの音楽には決してなっていない。
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