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私たちは良質なバラードが大好きで、アル・グリーンはそういう曲を作る名手と言える。そして、ロサンゼルスの新進気鋭のバンド、ナイト・オウルズは最新シングルで、アル師匠の名曲を彼らの特徴であるジャマイカンのひねりを加えて新鮮さを出し、新しく創り直す事に挑戦した。「"Let's Stay Together " は、知名度もあって皆に愛されているバラードだけど、バラードという枠を出ていない」とナイト・オウルズのプロデューサー、ダン・ユービックは言う。「オレたちが愛してやまない親密さを保ちつつ、もう少し弾むようなバージョンを作りたかった。パーティーで演奏できるような、もっとアップビートなバージョンをね」。
いろいろと探した結果、共通の友人であるボビー・イーストンの紹介でダンの目に留まったデスターニ・ウルフの声がこの曲にぴったりだと発見した。「彼女の声には圧倒された」とダンは振り返る。両親が持っていたオーティス・レディング、ロス・パンチョス、アレサ・フランクリンのレコードを聴いて育ったベイエリア出身のラテン系女性であるデスターニは、すでにこの曲は熟知していて、重要な要素である感情的側面をもたらしてくれた。サンフランシスコ・クロニクル紙は、デスターニをニーナ・シモンとジャニス・ジョプリンを合わせたようだと評していて、これまでにザ・ファーサイド、マティスヤフ、ジョン・ケール、ボビー・マクファーリンらと共演し、シルク・ドゥ・ソレイユの「BAZZAR」などでも歌っている。
今年も終わりに近づき、” Let's StayTogether” がナイト・オウルズの一連のレコーディング・セッションの最後の曲となったため、
ダンは B 面にドロップ・アウト、スペース・エコー、ヴァーブ・スプラッシュ、ドラムンベースのセクションを含む典型的なバージョン / ダブをファンに提供することにした。ナイト・オウルズのキーボードのマエストロであるロジャー・リバスがジャマイカのオーガスタス・パブロのようにメロディカを演奏していて、それをダビングして全く新しいものに作り変えている。この「バージョン」は DJ がエクステンド・エディットを作成したり、ライブセットで観客を飽きさせないようにする音源として最適である。
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