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60年代にテクニークスとしてまた70年代にソロ・アーティストとして大いに成功をした才能溢れるシンガー/作曲家。
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2012/2/24掲載 2012/3/8更新 (C)ダブストアサウンドインク 無断転載を禁ず |
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1952年2月17日、セント・キャサリン教区で生まれたブルース・ラフィン(Bruce Ruffin)はキングストンのキャラバー小学校、キングスウェイ高校に通い10歳の頃から作曲者としてのキャリアを歩み始めた。その2年後彼は歌を歌い始め、ワールド・シアターで行われたヴェレ・ジョンズ・ジュニア(Vere Johns Junior)のタレントショーに出演し"いつものこと"だったという第3位を獲得し失望していた彼がテクニークス(Techniques)に誘われたのはその後のことだった。ウィンストン・ライリー(Winston Riley)はブルースについさっき披露した曲は自分で書いたのかと訪ねたところ、ブルースはそれを認め、彼は作曲者またスリム・スミス(Slim Smith)脱退の穴を埋めるシンガーとして即座にテクニークスに招かれた。テクニークスの一員としてブルースは作曲を担当しただけでなくトレジャー・アイル(Treasure Isle)で録音した名曲'Run Come Celebrate'、'My Girl'、'It's You I Love'などで歌った。1968年にウィンストン・ライリーが自身のレーベル、テクニークスを発足させるとブルースはグループにとどまり'Man Of My World'や'Go Find Yourself A Fool'などを含む名曲を作曲し歌った。1969年にはタイロン・エヴァンス(Tyrone Evans)とともにシェーズ(Shades)のメンバーとしてウィンストン・ライリーがプロデュースした'Who You Gonna Run To'で再度ヒットを飛ばし、ジャマイカのチャートで1位を4週連続でキープする大ヒットとなった。
同年ブルースは一時的にインナーサークル(Inner Circle)へと加入、スティーヴィー・ワンダー(Stevie Wonder)がカリブ・シアターで演奏した際にサポート・メンバーを務め、才能溢れるロイド・チャーマーズ(Lloyd Charmers)のために録音し、深い気持ちを歌った'Long About Now'でソロ・アーティストとして名を売り始めた。ジャマイカからトランプ(Trump)、またイギリスではソング・バード(Song Bird)からリリースされたこのレコードは大ヒットとなった。それから彼はジミー・クリフ(Jimmy Cliff)、デスモンド・デッカー(Desmond Dekker)、メイタルズ(Maytals)、メロディアンズ(Melodians)、パイオニアーズ(Pioneers)とともにイギリスで一貫したクロスオーバーの成功を溢れんばかりに味わっていたビヴァリーズ(Beverleys)レコーズのレスリー・コング(Leslie Kong)からアプローチを受けた。ビヴァリーズのために録音した'Dry Up Your Tears'はリリースすると直ちに名曲入りしたが、それに続いたすばらしいリリース、'Candida'と'Bitterness Of Life'はレゲエ・チャートにおいて大ヒットとなったものの不運なことにクロスオーバー・ヒットとはならなかった。
ブルースがついに世界的な喝采を受けたのはプロデューサーであるハーマン・チン・ロイ(Herman Chin Roy)、またインナーサークルと共に活動しこのレコーディング・セッションを仕切っていたジェフリー・チャン(Geoffrey Chung)のためにホゼ・フェリシアーノ(Jose Feliciano)の'Rain'を歌ったときだった。このテープはイギリスのトロージャン・レコーズ(Trojan Records)に送られ「トニー・ホワイト(Tony White)がストリングや必要なものをすべて付け足した。その後このレコードはヨーロッパ全土で大ヒットとなり」1971年夏イギリスの国際チャートで第19位にまで達した。ブルースはその翌年ライノ(Rhino)からリリースされた'Mad About You'で"ポップ・アーティスト"として一時成功を味わった。ブルースはこのレコードをよく思わず「すぐにでも発売を止めて欲しいね。はずかしい思いをしたんだ」と語ったがこの曲はイギリスの国際チャートで第9位を獲得した。'Mad About You'はのちにイギリスのテレビ番組、ビリー・ヒル・ショー(Billy Hill Show)のエピソード用に再度録音され「ブルースはいまだにこの曲で印税をもらっている」という。この2枚のレコードは多くの国々で大ヒットしブルースはこの曲をプロモートするためイギリスとヨーロッパをツアーした。
ブルースはその後作曲活動に戻り徐々に音楽の出版業に移行していった。学士号を法律学校で得たのち事務弁護士となり、1990年にはエンターテイメントの法律とマネージメント・サービスに特化し、レコード会社、出版業者、プロデューサー、作家、アーティストなどの代表者となるBMRミュージック・グループを発足させた。 |
2012/2/24 (2012/3/8更新) Text by Harry Hawks
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代表作 |
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Duke ReidのTreasure IsleレーベルのTechniques音源の名曲の数々を収録したベスト盤的内容のアルバム!"Love Is Not A Gamble", "Queen Majesty", "I'm In The Mood", "My Girl"など後世に受け継がれる名曲ばかり!ダンスホール・ファンも必聴! |
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名コーラスグループ、テクニクスがTreasure Isleに残したゴールデン・ロックステディ「My Girl」、「You Don't Care」をカップリングしたオススメの一枚!!オールディーズ好きでけでなくレゲエ好きなら一度は耳にしたことのあるクラシックチューン! |
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イントロのリズミカルなパーカッションに伸びやかなヴォーカルがナイスなEarlyレゲエ! |
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