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Santic (サンティック)Text by Harry Hawks

生まれながら控え目だが、非常に才能溢れる、レオナルド‘サンティック’チンはレゲエ・ミュージックの歴史における2つの異なった、非常に重要なムーブメントに親密に関わり、大きく影響を残した。
2013/8/30掲載 (C)ダブストアサウンドインク 無断転載を禁ず
設立地:
ジャマイカ
キングストン
設立者:
Leonard Chin (レオナルド・チン)
主要プロデューサー:
Leonard Chin (レオナルド・チン)
主要エンジニア:
Mike Stevenson (マイク・スティーヴンソン)
Eddie Williams (エディ・ウィリアムス)
Lindell Lewis (リンデル・ルイス)
Stuart Breed (スチュワート・ブリード)
Errol Thompson (エロール・トンプソン)
主要スタジオ:
Easy Street Studio (イースト・ストリート・スタジオ)
Channel One (チャンネル・ワン)
Randys (ランディーズ)
関連アーティスト:
Augustus Pablo (オーガスタス・パブロ)
Horace Andy (ホレス・アンディ)
Jean Adebambo (ジーン・アデバンボ)
Donna Rhoden (ドナ・ローデン)
Natalie Corbett (ナタリー・コーベット)
Freddie McKay (フレディ・マッケイ)
I Roy (アイ・ロイ)
Jah Woosh (ジャー・ウーシュ)
Paul Whiteman (ポール・ホワイトマン)
Bim Sherman (ビン・シャーマン)
Gregory Isaacs (グレゴリー・アイザックス)
Roman Stewart (ロマン・スチュワート)
関連レーベル:
Pressure Sounds (プレッシャー・サウンズ)
「サンティック(Santic)、お前はレジェンドだ!短い期間でジャマイカのレコードをプロデュースし、俺たちの誰よりもヒット曲をプロデュースした。それにお前はダイナミックのような大きな会社の後ろ盾も持とうしなかったな。ヒット曲に次ぐヒット曲を作ったのは、あの1人の若者だった...」バニー'ストライカー'リー(Bunny Striker Lee)

過去60年以上、ジャマイカ音楽のサウンドとその方向性に著しく影響を与えたのは比較的少数だけである。その中の更に少数が、レゲエの成り行きを1度のみならず2度も変え、レオナルド・チン(Leonard Chin)はその極少数の精鋭の1人だった。その1つ目は70年代早期のジャマイカ、キングストン、2つ目の成功は続く80年代の始まりのイギリス、ロンドンだった。

2人目の子供で、1人目の息子として5人姉妹と3人兄弟の家族の間に生まれたレオナルドは荒れた都会であるキングストンと平穏な教区であるクラレンドンで育った。

「私は1953年、ジャマイカのKingston Public Hospitalで生まれ、父がイギリスに行くまでジョーンズ・タウンで育ち、その後、父の家族がいるクラレンドンに引っ越したんだが、14歳の時キングストンに戻った。私はクラレンドンの幼稚園と小学校に通い、キングストンのBoys Town SchoolとVauxhall Secondary Schoolで学んだのさ」レオナルド'サンティック'チン

レオナルドの家族には直接的に音楽に関わっていたものはいなかったが、チン家が好んで聴いていたシンガーは優しく教養のあるサラ・ヴォーン(Sara Vaughan)、ダイナ・ワシントン(Dinah Washington)、ナンシー・ウィルソン(Nancy Wilson)、ナット・キング・コール(Nat King Cole)、ブルック・ベルトン(Brook Belton)などだった。若者として、彼の音楽教育は折衷的なバラエティに富んだ情報源と経験によるものだった。

「私の父はパン屋だったが、母は歌が上手かったんだ。彼女はいつも家の中で'How Great Thou Art'などを口ずさんでいたな。10代になる前に私が住んでいた土地は、ケリッツの近くのジェリカという地区で、私に影響を与えた地元のサウンドシステム、サー・ジョージ(Sir George)がそこにはあったな。彼の父親はクラレンドンの市長になったこともあったよ。彼はタウン・センターでプレイをしていた...これはモンティ・モリス(Eric Monty Morris)の'Oil In My Lamp'とメイタルズ(Maytals)の'Never You Change'の時代だ...そしてこの町はすごく近くにあったから、サウンドが風に乗ってジェリカにまで聴こえてきたものさ。それからスカやロックステディを流すラジオがあり、カリプソ、ボサノバ、メレンゲなどを聴かせてくれた"Calypso Corner"なんていう番組もあった」レオナルド'サンティック'チン

とても若い時分から知っていた音楽が彼の職業になるわけだが、レオナルドが最初に学校を離れた時、彼は当初自動車の整備士になることを考え、写真撮影の専門家として見習いを始めた。

「私はいつも歌っていたよ。よくレコードのレーベルを書いていたものさ、14歳の時でも本当にやりたかったことはそれだったからさ。それがやりたいことだっていうのは分かっていたんだ。1969年に学校を離れ、義理の父の友人を通してモナの大学で暗室の専門家の見習いになった。その1年後Gleaner紙で働き始めたが、上司に噛み付いたらクビにされてしまったよ!」レオナルド'サンティック'チン

その時レオナルドはまた、進路を変え、地元のミュージシャンたちと演奏を始め、音楽ビジネスの道を歩み始めた。彼は1度もキングストン界隈のサウンドシステムとは関わりを持たず、積極的に音楽を作るほうに関わっていった。

「私は中でも静かな奴だったな...ダンス・ビジネスには1度も興味がわかなかった。私はサウンドを追いかけるよりも、スタジオに行って音楽を作ることの方に興味を惹かれた。私はチャールズ・ハンナ&ザ・グラジュエッツ(Charles Hanna & The Graduates)というグループとハングアウトしていて、時にはステージを見に行くことも出来た。私はそこに関わりたかったんだ」レオナルド'サンティック'チン

レオナルドの最初のレコーディングはシンガーとして、Leonardo Chinourとクレジットされた''という楽曲で、ヴォーカリストとしての他のレコーディングはLeonardo Chinourまたはアンソニー・グッドウィン(Anthony Goodwin)とクレジットされたもので、レオナルドは後にこう語っている。

「アンソニーは私のミドル・ネームでグッドウィンは私の母の旧姓なんだ。レオナルド・チンなんてシンガーの名前は無理さ!」レオナルド'サンティック'チン

同時期、オーガスタス'ガッシー'クラーク(Augustus Gussie Clarke)もまた音楽ビジネスをスタートさせ、2人は良き友人になっただけでなく、音楽においては提携者になった。

「ガッシーには街中で出会ったんだ。彼はエロール・ダンクリー(Errol Dunkley)のリズム・トラックを使ってUロイ(U Roy)が歌った'The Higher Than The Mountain' と同じ時期にシーンに現れた。私はシンガーとしてキャリアをスタートさせたんだよ。"サン(san)"をレオナルドのガールフレンド、サンドラ(Sandra)から取り、"ティック(tic)"を伝説的なレーベル、アトランティック(Atlantic)から取ったサンティックの最初のデザインを考えたのは暗室でね、後はパピー(Puppy)のレーベルもだ、私の最初のレコード'I Am Lonely'はパピーからリリースされたんだ。自分が制作し、作曲をしたのはあれが初めてだった...あれはランディーズで録音し直ちに気に入ったよ!Leonardo Chinourとクレジットされた。あれはレーベルのパピーから出た最初の楽曲だった。でも何も起きなかったものだから、こういったのさ"ガッシー、あのレーベルがほしいか?"そして私はあのレーベルをガッシーに上げたというわけさ」レオナルド'サンティック'チン

しかし、レオナルドは自分の将来は歌うことではなく、制作と編曲にあるとすぐに気が付き、自身のヒーローの1人...若きホレス・スワビー(Horace Swaby)、またの名をオーガスタス・パブロ(Augustus Pablo)と活動を共にする決意をした。1973年の早期、彼らは共に活動を始め、レオナルドが求めてやってきたものがついに現実になり始めた。

「その時私はある程度満足はしていたのだけれど、モジョやパブロのような人たちとの活動は作曲、編曲、制作よりも更に深いもので、それがいいものだと気付いたのさ。歌う必要はないから、それ以上は追い求めなかったよ...」

「私は'Java'でパブロにのめり込んで行き、ランディーズ(Randys)で出会い話を始めたんだが、私の友人のカール・プリヘイ(Carl Prehay)は私より口が達者でね!カールは私の良き友人だった。私はカールの母親を知っていてね、彼女はとても感じのいい女性だった...私たちは彼と一緒に楽曲をやりたいと言ったのだが、パブロは自分自身のためにしかやらないと言った。その時私はいつか...と思った、結局私はあるリズムのミックスをしにランディーズの2階へ行ったら、そこにはパブロがいて、また聴いたんだ。彼は"私のマネージャーのポール(Paul)に聞いてくれ"と言うから、彼に尋ねたら"問題はないんじゃないか"と言うものだから1階に降りて...冷たいビールの飲んだのさ。その時いい感じのイラストを持っていたんだよ!私たちはその後の2時間をスタジオで過ごし、2度ばかり'Pablo In Dub'を通したんだ。その次ので決まりだったよ!'Pablo In Dub'がトップ5に入ったら1週間、第1位を記録し、それから第2位に落ちた、そして私はホレス・アンディ(Horace Andy)にこの楽曲を私のために歌ってくれないかと尋ねたんだ」レオナルド'サンティック'チン

'Pablo In Dub'は大ヒットを記録し、直ちにレオナルドのサンティク・レコーズを注目のレーベル、無視できない力としての位置を確立させた。レオナルドはホレス'スリーピー(Sleepy)'アンディに'Pablo In Dub'と'Lovers Mood'のリズムの上に歌を載せることが出来ないかとアプローチをかけ、スリーピーはそのリズムに感銘を受け、初めて聴いてからたった2時間で彼は詩を書き、'Children Of Isreal'と'Problems'を録音した。'Pablo In Dub'と'Lovers Mood'はクライヴ・チン(Clive Chin)がプロデュースし、ランディーズのレーベルであるカヤ(Kaya)からリリースされた、このジャンルを確立させた「This Is Augustus Pablo」に収録された。ミュージシャンとして、レオナルドはすでにレコードのアレンジとプロデュースの紆余曲折の見極めと習得の大変貴重な洞察力を持ち合わせ、サンティックでは、その発端から名のあるアーティストの名前のみしか見受けられなかった。1973年から1974年にかけてはヒット曲に次ぐヒット曲となった...

「その時私はガッシーの次に若いプロデューサーだったよ...しかし私はその時のジャマイカから出た、もっとも若いプロデューサーだったということに確信を持っていた。'Pablo In Dub'、'Children Of Israel'、'Lovers Mood'、'Problems'などはトップ・ヒットにはならなかったが、いまだに現場を沸かしているよ...Iロイ(I Roy)との'Late Hour'...フレディ・マッケイ(Freddie McKay)の'I'm A Free Man'なんかもあった...」レオナルド'サンティック'チン

キングストンの音楽シーンを動かす主要人物の1人になったレオナルドは1974年、ビーストン・ストリートとキング・ストリートの127番地の角に位置する、ウェイラーズ(Wailers)のレコード・ショップの上にオフィスをオープンさせた。

「その時私はビーストン・ストリートにオフィスを構えていたんだ。キース・ハドソン(Keith Hudson)も上の階にオフィスを持っていたし、ウェイラーズも自分たちのタフ・ゴング・レコード・ショップ(Tuff Gong Record Shop)を持っていたし、ビル・ハッチンソン(Bill Hutchinson)もオフィスを持っていた。毎週水曜日私たちみんなは映画を観た後に集まったものさ...ガッシー、パブロ、ジェイコブ・ミラー(Jacob Miller)...私たちはRegalでもCarib Theatreでもいい映画が放映されている方に行ったよ。その時はカンフー映画が流行っていたね...」

「ある日1人の男がオフィスに現れ、自分の名前をバーニング・スピア(Burning Spear)だといい、レコーディングに興味があると言ってきたんだ。私は彼がスタジオ・ワン(Studio One)でやってきたことを知っていた。私は彼と活動をしたいと言ったんだが、私はイギリスに行く予定になっていたんだ...次に起こったのはアルバム"Marcus Garvey"が発売されることだった...みんなイギリスに行き始めたのさ」レオナルド'サンティック'チン

レオナルドが初めてロンドンを訪れた1974年2月、世界はジャマイカのキングストンから生まれた音楽革新的な音楽の波に興味を示し始めた。世界中のオーディエンスにこの音楽を知らしめることが出来た国際的なライセンス契約はキングストンのアーティストやプロデューサーたちよりずいぶん先に行っていることは明確だった。

「寒さ意外はいい場所だよ。しかしその時私は寒いということに気付いてしまったんだよ!そして私はこんなところに住めればいいなと思ったのさ...」レオナルド'サンティック'チン

レオナルドはロンドンを拠点にするブレント・クラーク(Brent Clarke)のレーベル、アトラ(Atra)との契約にサインし、アトラからリリースしたLP「Jah Guide」でサンティックの音楽を更に多くのオーディエンスに紹介し始めた。レオナルドのアルバム「A Harder Shade Of Black 」はイギリスを拠点にする自身のサンティックからリリースし、ジャマイカでヒットしたサンティック産の7インチの多くを収録し、イギリスのカルト的なオーディエンスを拡大するのに一役買った。

しかしレオナルドは徐々に、彼のルーツをベースにしたジャマイカの"レベル・ロック・ミュージック"はより大きいイギリスの市場に必ずしも必要ではないことに気付き、70年代が終わりに近づく頃、彼はイギリスで、自身の若い頃のよりスムーズなサウンドに立ち返った。ラヴァーズ・ロックの定番になった一連のレコードをどうやってプロデュースしたかという彼の記述はサンティックの特徴である控え目さを証明している。

「私が最初にここに来た時に聴いたルイザ・マークス(Louisa Marks)の'Caught You In A Lie'は私の心を打ったんだ。あれはレゲエの楽曲だったが何か違うものがあった...あれはモーグ(シンセサイザーのメーカー)のせいだろう。それが私に語りかけてきたのさ!そして極めつけはジンジャー・ウィリアムス(Ginger Williams)の'Tenderness'だったよ!」

「イギリスにいるとき私のバンドはレゲエしか演奏していなかった...ラブ・ソングもあったが、跳ねるようなリズムが乗っていた...だから私たちはそっちの路線よりだった。しかしラヴァーズをやるようになった時から、私は時々、ストーク・ニューウィントン・ハイ・ストリートにあったバーツのレコード・ショップ、アイタル・レコーズ(Ital Records)のカウンターの裏にいてラヴァーズの楽曲をかけていて、人々が店に入ってきてその楽曲を買うんだ、そして"もうおしまい...おしまいだよ。これ以上は絶えられない..."とシスター・ラヴ(Sister Love)が歌うグリーンスリーブス(Greensleeves)の楽曲があったっけ」

「私はそんな気はなかったんだが...ある日ああいう感じの楽曲を作ってみようと思い立った。しかし、80年代は店をやっていて、そういった楽曲を聴き始め、キャロル・トンプソン(Carroll Thompson)が'I'm So Sorry'のような楽曲を歌い始めることになったんだ。私はスタジオに行く前、私は何が起こっているのかを理解するために故意その楽曲を聴いたんだ...何がこういった楽曲の要なのか..."ああ、何もないじゃないか!"と思ったことを覚えているよ。これなら私にも出来るとね...少し自分らしさを入れればいいんだと。そして生まれたのが'I'm So Sorry'だったというわけさ。それくらい簡単なことで、それを録音しに行った...どうやってこのような楽曲が出来上がったのか...何がカギだったのか...私は基本的にそこで起こっていたことを追いかけていたが、しかし自分自身の考え方でね...」レオナルド'サンティック'チン

歴史は繰り返すというように、ジーン・アデバンボ(Jean Adebambo)の胸の張り裂けそうな'Paradise'、ドナ・ローデン(Donna Rhoden)の'It's True'と'Be Kind To My Man'、キャロル・トンプソンの'Simply In Love'と'I'm So Sorry'など、レオナルドのレーベル、サンティックからリリースされた12インチは全てイギリスのチャートでトップを獲った。これらのレコードやレオナルド・チンのこの時代の作品は結果的にラヴァーズ・ロックというジャンルの必要不可欠な見本として扱われるようになった。

レオナルドはいつも自発性と感情を評価し、その後に起こったレコーディング・テクノロジーの発達にも関わらず、それを貫いた。

「シンガーは同じ楽曲を4、5回も歌うべきではないんだ。60時間もスタジオを出入りしてヴォイシングするのを私は見たことがある!」

「それにはただただ驚いたし、考えさせられたがね...'I'm So Sorry'もその時出来たものだったが。私は1時間半であの楽曲を録り終えたんだ。8トラックでヴォイシングとミキシングをして、リズム・ギターも弾いたよ...1時間半でだ!そしてラヴァーズ・ロックでもっともヒットした楽曲になったのさ!'Simply In Love'と'Paradise'は3、4時間、いや5、6時間はかかったかもしれないな。私はその2曲をレコーディングするのに3時間費やし、次の日、ストリングを加えるために戻ってきたんだ...それには2、3時間かかったと思うが、私たちはそこまで時間を気にしてはいなかった」

「良いものを聴いて、それをより良く出来ると考える...しかしそれで十分なんだ!テクニカルになり過ぎて、みんなそれ以上を求めてしまう。そうするべきではないんだ!自分のできる限りでいいんだ...誰かになろうとしたらそれ以上にはなれない」

「今振り返って考えてみると、80年代と90年代、人々は容赦ない時間をヴォイシングに割いてきた...中断...またヴォイシングをして...中断する。これでは誰も満足しない!そんなことをしたら魂がないのと同じだ!それはただ機械と同じことなんだ。テクニカルになり過ぎて、みなそれ以上のものを求めてしまう。そうなるべきではないんだ。自分がなれる最高のものになればいいんだよ...」レオナルド'サンティック'チン

レオナルドは音楽制作を辞めず、2005年には若いイギリス人シンガーのナタリー・コルベット(Natalie Corbett)と活動を共にした。その活動から生まれたアルバム「Santic In Session」はサンティックの流儀に乗っ取った更に見事なリリースとなった。

「誰もやりたがらないのさ。もう昔のものだと人々が話をしているのを耳にするが、市場はフレッシュで新しい物を欲していると私は考える。人々は同じことを繰り返し行う。他の音楽のカテゴリーは新しいものを作り出しているし、私はお店に行って買いたいと思うアルバムを作りたい。私は全て気に入るトラックを作りたい...もし計画を立てて正しくやれば、違いを作ることが出来る」レオナルド'サンティック'チン

全く独創的なレオナルド・チンのレーベル、サンティックは最高のクオリティーの音楽として、いつでも確かな信頼を置かれることだろう。レオナルドはただ本物の才能を持った人物というだけではなかった...彼のどの作品聴いてもそれは分かるだろう...しかし彼は生まれながらのジェントルマンであり、筆者は過去10年間、いくつものプロジェクトを通じて彼と親密に活動が出来たことを光栄に感じる。筆者が最後に彼と話したとき、彼はレコーディング・セッションのためにジャマイカに帰国することを楽しみにしていたが、2013年8月8日木曜日、ロンドンのKings College Hospitalで癌のため死去した。しかし彼の音楽は生き続けるだろう...

この非常に悲しき折に彼の家族と友人たちに心から追悼の意を表す。


Sources:
Interview with Leonard 'Santic' Chin London UK 29th December 2004
Interview with Leonard 'Santic' Chin London UK 29th October 2009
Interview with Leonard 'Santic' Chin London UK 16th November 2009
2013/8/30 Text by Harry Hawks
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代表作
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