注目の新興レーベル。ベテランSpeng Bondのオールドスクール・フレーヴァが効いたキャッチーなフロウがバッチリ決まっております。シンプルなアレンジで実に良い波を作るデジタル・ダンスホール・トラックもナイス。最近のデジタル路線好きのみならず、ダンスホール・クラッシックファンも要チェックです。

2011年、The BugのユニットKing Midas SoundのフロントマンであるRoger Robinsonがツアーを終えて地元ブリクストンに帰ってくると、そこは荒れ狂う暴動の中心地となっていた。頭上を飛び交う炎と煙の目にした彼は、自らが目にした出来事を人々に伝えなくてはならないと感じた。Jahtatiを主催するdisruptのダブで全編に渡って構成された本作は、暴動の中心部の様子をドキュメンタリー映画のような手法で伝える。ロジャーの詩はPrince Far I、Big Youth、そしてLinton Kwesi Johnson等、ダブ・ポエト黄金期を彷彿させ、それはまさにダンスの最中に生みだされた詩を帰り道に思い出すような感覚だ。高まる感情、古きよきサンプラー、手作りのシンセサウンドとディレイは、きみをブリクストンの町並みに送り込む。

イントロのルーツ&カルチャ・スタイルそのままソリッドな生音、バンド・サウンドで渋く決めてます。なんだかんだレゲエの正攻法はコレだろって感じのシンプル、直球なカッコ良さ。ベースのうねり、ドライヴ感が立ったミックスのダブもカッコ良いです。

アルバム「Serious Time」の中でも一際ダンス映えするSpeng Bondが歌ったKuffリディム。今回はBujuスタイルのハードなフロウでライオンの如く吼えるBlackout JAがバビロンに食いかかる怒涛のチューン!全世界500枚限定プレス。

メルボルン在住のSK SimeonとYaw Fasoをフィーチャー!!90's・ラガ・ディージェイのようなダサかっこいいフロウにダンスホール・アフロ、ベースと混ぜ合わせたMachinedrumによる強烈デジタル・ラガ・ダンスホール・リミックス!!