イントロの空間が崩れ落ちるようなホーンの遊びが印象的。入ると流麗なフレーズとステディを決めるホーンのアレンジも良い感じです。音もカッコ良くユニークですがこの唄も素晴らしい。Luciano辺りに通じるような入り込み方をするヴォーカリスト。派手さは無くともしっかり聴く者のココロに入り込んで来る歌声とメロディ。気になって仕方が無い感じがたまらないシンガーです。因みにダブもカッコ良くかなりオススメなシングルです。

直球なカッコ良さ。後ろ2発打ちで煽り立てて来る戦闘的リズムパターンにヴェテランのソウルフルなヴォーカル!レゲエ云々抜きに盛り上がる曲の作り方。先入観や流行廃りに流される人で無ければ誰が聴いてもカッコ良い曲でしょう。

94年Bush Chemistsプロデュースのニュールーツ・クラッシックでも有りUKダンスホールのクラシック・チューンでも有る曲の再発です。アウト・オヴ・キー使いのシングジェイスタイル、うねるデジタルベースにMusic Works風なオーケストラヒットがイカしてます。カップリングは未発表のダブヴァージョン。

塩辛く、芯の強い声が刺さって来るヴォーカル。業を説いたコンシャスメッセージ。

アコースティックなアレンジが心地良いリディムです。イナたいようでいてモダンなセンスが効いたリディムに、高めキーのヴォーカルが旨に刺さる、間違った方向へ向かう世を憂いたシリアスな嘆哀唄。現代版Horace Andyみたいな感じの評価を受けているUK Reality Shockがプッシュする注目シンガーです。

ベルリンのダブ・ダブステップのクリエイターでシンガーでも有るDon Goliathのかなり戦闘的なステッパービート。リディムに合せDon Goliathのアグレッシヴなヴォーカルと、やはりアグレッシヴなTallisのディージェイが絡みます。頭に閃光走るような音使いのKheru Jahman Danミックスに、電霧覆うオリジナルテイクにメロディカヴァージョン、ダブ2テイク収録のシングルです。

UKの女子グループFYAを成功に導いた敏腕マネージャだったり、98年にはワールドカップ、ジャマイカのサッカーチーム応援歌がヒットしたりした人です。Kris Kemistによるヒップホップを意識した感じのリディムにメロディアスで小気味良いフロウが上手く決まってます。カップリングもTRK2はJazzwadのプロデュース、TRK4はCoco Jamminって事でどの曲も要注目です。

Will Teeプロデュースのヘヴィーなベースラインにカッコ良いホーンのアレンジ。ずっしりと重い音がグリグリとうねりを作る上に乗るは、その昔XterminatorでポストLucianoとして登場、Beres Hammondのレーベルからの大傑作"Why Is It So"等で知られるPrince Malachi!サビになるタイトルフレーズが頭に残る、熱いソウルマナーなヴォーカルスタイルがバッチリはまった傑作チューン!

本人のレーベルでリリース第1弾。ヘヴィーなベースラインに生音が活きたサウンド。ドライで土臭い感じのキラーなルーツロック・スタイル。そしてヴォーカルに強力なインパクトが有ります。説得力、訴え掛けて来る力の強いヴォーカル・スタイルは鬼気迫って来るような凄みが有ります。

Disciplesによるリズムトラック“Strong Survive”リディム、ヴォーカル3ヴァージョン、ダブ1ヴァージョン収録シングル。リズムトラックが実にカッコ良いです。カッコ良いベースラインに戦闘的なドラム、見事なホーンアレンジにさり気ないストリング巣・アレンジ。流石はDisciples、圧巻のクオリティです。音に負けない名シンガー3人の唄も外れ無し!勿論ダブもヤバシ。

なんだか凄い。ヘヴィーなボトムに、この厳かなホーンアレンジが凛々しく響き渡る中を柔らかく蕩けて行きそうなヴォーカルスタイルで虚栄心を斬る内容。内容とホーンの響きにレゲエの面白さを感じます。

大ベテラン!クールなヴォーカルスタイルがキラーです。またズッシリとしたワンドロッップ・スタイルのリディムがカッコ良いです。初期のOn-U Soundを思い出すような音だと思ったら、ダブヴァージョンのクレジットを見て納得、Roots Radics~Dub SyndicateのFlabba Holtでした。

叩き付けるようなピアノの裏打ちに宇宙なシンセアレンジ。ベース、ドラムのやたらと戦闘的なノリがカッコ良いトラックに、クールなヴォーカルスタイルがバッチリ決まった傑作チューン!ダブヴァージョンがこれまたヤラれる世界!ちょっとしたインナートリップへゴオ!

注目のレーベル、今回初の10インチ盤でのリリースです。このレーベルの看板プロデューサーEkssとEcho Rootsの手によるインスト2曲とそのダブヴァージョンを収録。Ekssは厳かなストリングス系シンセのアレンジを効かせた、王道を感じるニュールーツ・ダブと言った感じ。Echo Rootsは性急なステッパビート、ニュールーツ系特有の緊張感の中にテクノポップな感覚の音使いがユニークな仕上がりの曲です。

注目のレーベルです。今回は最近レーベルの動きも活発になっているマンチェスターのヴェテランレゲエバンドです。タイトル通りに深みを感じる音。Don Hartleyの淡々としたヴォーカルと実に良い相性です。ダブヴァージョン3テイクも、昔ながらのUKルーツを感じられるようで実に良い感じです。

性急なステッパービート、風を感じさせる唄い出し。畳み込むように言葉を刻み込んで行くSandeenoの唄をデジタルなベースがしっかりと支えたまま疾走します。圧迫感増すダブヴァージョンも要チェック。そしてRaad ThreesのJaacob Millerを思い出すようなフレーズが効いたチューン、Ramy RaadとJanerationの力強くもメロウなムードに引き込まれるチューンと濃い内容の12インチシングルです。

勇ましいホーンのフレーズ。オーセンティック・スカの匂いを放ちながらヘヴィーなベースと共に突き進むアフリカ。美しいヴァイブラフォンの音色が夢のアフリカへ誘います。そこはとてもディープな世界でした。良かったですね。

イタリアはトリノのダブ、ダブステップ、エレクトロのレーベルからの作品です。重いベースラインにエレクトロな音と生楽器のバランスが見事です。ニュールーツ的な音と言えばそうでも有りますが、どこかプログレっぽい感覚が有り非常に高い音楽性が感じられます。洗練されてます。

USはカリフォルニアのアーティストです。かなりディープなルーツロック・スタイル。曲が良いのとギターのアレンジが印象的です。全体的に濃霧が覆ったようなディープさが強力。全曲ダブヴァージョン付きのショーケース・スタイルでそのディープな音が、ダブでは更に深み増すワケで煙に沈められるような一枚。

ジャマイカのヴェテランですが、UKルーツ・ダブ好きにはAdrian SherwoodのHitrun等からリリースしていた事でも知られる名シンガー。79年作品、シングル未発ののキラーチューンをエディットしたヴァージョンで再発。ヘヴィーなダブヴァージョンもカッコ良いです。

70年代後半から80年代初頭辺りのルーツロックっぽい雰囲気の音。唄も正統的ルーツロック・ヴォーカル。曲自体良いですが、雰囲気が凄く良いです。さり気無いキーボードのアレンジがWally Badarouっぽかったりして一時期のBlack Uhuruなんかも頭の中を掠めます。

カッコ良いぞ!ジワジワと熱を帯びて来る唄にグイグイ惹き込まれます。しなやかなサビのフレーズのカッコ良い事と言ったらもうって感じですが、音もメチャメチャカッコ良いです。ヘヴィーなベースに、聴こえ方とは裏腹にシンプルながら、しっかりディープな上音アレンジ。そして強烈にカッコ良い後ろに叩き込まれる2発スネアの攻撃的な事と言ったらソリャアMO。

ヴェテランRobert Lee、ココ最近のどれもカッコ良いですね。コレも間違い無しのカッコ良さ。盛り上がるデジタル・ダンスホール的アレンジに、昔、一時期の「ヒップホップを意識したレゲエでのサンプリングの取り入れ方」を、敢えて使ったようなリディムが妙に新鮮です。

絶妙にローなトーンが耳に心地良く染みる渋いヴォーカル.・スタイル。真っ直ぐなコンシャスメッセージ。シンプルで無駄無く、しっかりヘヴィーな骨組みのリズムに、思わず遠くを見つめてしまいそうな大らかで郷愁誘うようなトロンボーンのアレンジも素晴らしい傑作です。

しっかりとした骨格でメリハリの有る音はサウンドシステム映えもバッチリ、ロックステディ・フォームな昔ながらのダンスホール・ヴァイブスを感じさせるリディム。明るくキャッチーなメロディで唄われる純粋なラヴソング。King Manに非の打ち所などありゃしません。

80年代より活躍するダンスホールシンガーさん。昔っぽい節回しがチラチラと伺えるトコが良い感じです。熱血体制批判我闘志主張唄!カップリングもカッコ良いヴォーカルスタイル。しかしテーマが強欲婦女子って事で・・・貢いじゃったかな?

時にフラットで時にメロディアス、さり気なく引き込んでくる絶妙なフロウの組み合わせでジワジワグイグイ引っ張って行きます。流石の大御所Deejayって感じです。

いきなりイントロのファルセットで掴みはOKってトコでしょう。相変わらずの渋い歌声に随所でこのファルセットが効いたメロディ・展開。ホーンのアレンジが実に良い感じのニュールーツ・スタイルなリディム、戦闘的なノリがレベルミュージックを感じさせます。

Dougie Wardropが関わったUKっぽいポップセンスが活きたリディムが新鮮です。ドラムの音と上音だけで行くとOMDとか思い出す感じで洒落てます。穏やかながら良い意味でキャッチーなメロディとコンシャスなメッセージがリディムと実に良い相性。お勧めです。

早口で回すタイトルフレーズが印象的。落ち着いたトーンと力を込めたフレーズで躍動的メロディと上手く組み合わせ盛り上げます。戦闘的なノリのリディムとも誂えたような相性でばっちりです。

日本のRootsman、レゲエアーティストよるチャリティーCD+DVDの発売が決定!!世界中のRoot&Cultureシーンで活動をしているアーティストが参加したCD 5枚、DVD 1枚の計6枚組Box Set!!

94年にDougie Conscious,とChazboによって製作された曲だそうです。無駄の無いアレンジで、こう言ったシンプルでタフなトラックは古臭さを感じさせません。唄も良く出来たメロディ展開、ダブもカッコ良く、Ramon JudahのDeejayヴァージョンも収録。レゲエの様々な面白さが一枚に収録されております。

不穏なムードのイントロ。性急に走り出すリズム、決して安心感を与えてくれない展開。不穏な空気を作るシンセの音が流れる中、何時の間にやらこの緊張感に埋まっていくのです。細かい音のアレンジも巧いです。独特な世界観がしっかりと構築されております。

ダイナミックで大らか、そしてブレイジングなホーンセクションが素晴らしいです。ヴォーカルと共にの曲での主役と言えるでしょう。そしてこの高めキーのヴォーカルが実に良い味出しております。しっとりとした質感の歌声がホーンと実に良いバランス。

UKを中心に活動をするSandeeno節炸裂の注目の1枚!漂うような彼のフローと怪しくうねるようなトラックがマッチした好作品。

イスラエルのZvuloon Dub Systemです。色々と大変な問題を抱えられた御国からですが、レゲエ達は音楽で戦うのです。シンプルでタフなリディムにダイナミックなホーンアレンジ。そしてDon Cornellがヒポクリ、ヴァンパヤ、パラサイト達を糾弾するのであります。レベルミュージック・レゲエは平和のためにな。

ファーイースト・サウンド・ニュールーツ・ヴァージョンって感じのサウンドです。結構なキャリアになる、高めキーのキレイな声が印象的なシンガーさん。アレンジも美しいトラックはキレ良く抜けも良いです。

不穏なイントロからクールに始まります。得意のスタイル、唄うようなトースティングの上を雲のように流れていくホーンアレンジ。ダブになるとベースのドライヴ感が際立っておりこれまたカッコ良いです。

コレはカッコ良いぞ!特別な小細工とか一切無しの正統的ルーツロック王道な感じですが、さりげなくイントロのピアノだったり裏打ちのギターだったり巧いトコツボ突いてきます。Bサイドのフルートを配したインスト+ダブもカッコイイです。

コレは思わずニヤッとしてしまう傑作チューン。ナントJah Lionの”Wisdom”です。音が良くなってメロディカの音が実に艶っぽくなっています。Earl Sixteenの唄も実に上手くはまっております。更にカップリングがこのオケのオリジナルプロデューサーLee Perryの息子さんてのもなんか良いぞ!

ヘヴィーなベースライン“Promised Land”危険なムードを醸すメタルパーカッションが妖しく効いております。ヘヴィーな音の空間の中で粘りの有る声質で淡々と決めるフロウ。上がったり下がったりしながら突然突き放すようなフレーズで掴んでくるニクい展開が御見事。

シワガレた感じが味な声質、抑えを利かせ優しげに唄っているようで呪うようでも有る。淡々と展開するヘヴィーなリディムと相成ってジワジワと引き込んできます。実にクールなカッコ良さ。またカップリングのダブが強力にキラー!

コレは直球なカッコ良さ!男っぺ～感じ強な唄い方、バシバシ決まる韻踏みもイカすスタイル。またバックの音のさりげなくオーケストラヒットとか、アレンジも小技効いていて実にニクい感じ。ダブも勿論良い感じ。更にカップリングの息継ぎ無しのロングフローも決まってます。

Rockers Hi-FiとGroove Corporationのメンバーで結成されたバーミンガムのOverproof Sound Systemで活動するルーツシンガーです。艶っぽい歌声が韻所的で、メリハリの効いたタイトな音に繊細で美しいアレンジと相性バッチリです。

ニュールーツではおなじみUKレゲエ・ベテランシンガーTony Roots待望のアルバム!ド渋の歌声と、王道を貫くルーツレゲエ・サウンドをじわりと聴かせてくれる、味わい深い作品。

硬くて真っ黒なゴムの塊が跳ねるようなベースの低いウネリ、破裂音的ドラムの強烈さ。Black Lionの呪文のようなスタイルは声と音のクールなセッション。ドラムの派手さと裏腹、実はシンプルな音使いでミニマルな展開にもはめられます。

コレは渋い。哀愁漂う曲調に朴訥な、半分ボヤキっぽい唄い方、サビで掴むキャッチーなメロ使い。Mafia & Fluxyによるリディム・トラックがまた見事。むせび泣くようなホーン系シンセ(?)のアレンジがたまりません。唄とのバランスが産む雰囲気がたまらんです。Gussie Pのダブワイズも強力!ぶっ飛ばされます。

電子霧感覚のアレンジが巧い事効いたニュールーツ・サウンドながら、生音の良さを生かしたサウンド。ちょっとルード感を出しながら強さを感じさせるスタイルの女性シンガーさんです。カップリングも女性シンガーで、こちらは独特のトーンが面白いシンガーさん。トーンを活かしたコーラスとの掛け合いバランスが巧いです。