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100枚以上の7インチシングル盤、70枚以上の12インチ盤、15作品以上のアルバムにクレジットされているトリニティーは最も人気のあった1人だっただけでなく70年代中期以降、最も多産なディージェイの1人でもあった。
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2011/8/10掲載 2011/8/11更新 (C)ダブストアサウンドインク 無断転載を禁ず |
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1954年2月10日、キングストンのジュビリー病院で生を授かったウェイド・ブラマー(Wade Brammer)はマヴェリー・アヴェニューとオークランド・ロード地区で育った。「俺はボーイズ・タウンの学校に通っていたんだ」彼にとってお気に入りのサウンドシステムはスミス・ザ・ウェポン(Smith The Weapon)、偉大なるデニス・アルカポーン(Dennis Alcapone)がディージェイを務めたエル・パソ(El Paso)、サー・コクソン(CS Dodd)のザ・ダウンビート(The Downbeat)、キング・タビーズ・ホーム・タウン・ハイファイ(King Tubbys Home Town Hi Fi)、サー・パーシー(Sir Percy)のザ・ウェルーターウェイト(The Welterweight)だった。学校を卒業すると彼は配管工としての訓練を受けるも、音楽の魅力が彼にとって大きすぎたのか、プリンス・グレン(Prince Glen)としていくつかの地元のサウンドシステムでディージェイするようになり、1974年にはエノス・マクリード(Enos McLeod)、ウィンストン・エドワーズ(Winston Edwards)、ロイド'スパイダーマン'キャンベル(Lloyd 'Spider Man' Campbell*Lloyd Campbell)の下で録音を行なった。
1976年初頭、ウェイドの友人であり良き助言者だったレスター・ブロックス(Lester Bullocks)、通称ディリンジャー(Dillinger)は彼をマックスフォールド・アヴェニューに連れて行き、チャンネル・ワン(Channel One)のジョジョ・フーキム(Joseph Hookim)に引き合わせた。聖書から引用して彼をトリニティーと呼ぶべきだと決めたのも彼だ。ビッグ・ユーツ(Big Youth)のカルチュラルかつスタイルにおける影響を消化したトリニティーはジョジョがザ・レヴォルーショナリーズ(The Revolutionaries)と制作した最新の'ミリタント'もしくは'ロッカーズ'リズムに乗り、一流のディージェイであることを証明した。彼はチャンネル・ワンのために'Set Up Yourself'、'All Gone'、'MPLA'/'Freedom Blues'のヴァージョンに乗って「Good, Better Best...」と気まぐれな若者が学校に行くことをおろそかにしないようにと願った'School Days'の3曲を録音。これら最高のリリースによってトリニティーはキングストン界隈で新星のスターとして地位を確立したのだった。
ウェル・チャージ(Well Charge) レーベルからのリリース後、トリニティーはジーザス・ドレッド(Jesus Dread)として知られ、これまでに制作された最も神聖さに溢れたディープなルーツ・ミュージックを手掛けていたヴィヴィアン'ヤビー・ユー'ジャクソン(Vivian Jackson)との制作活動に乗り出した。トリニティーはウェイン・ウェイド(Wayne Wade)の'Lord Of Lords'や'Consumption Tax'、'Jamal Foundation'に言葉を重ね大声で叫び、ヤビーの'King Pharaoh Plague'ではディリンジャーとコンビネーション・スタイルでディージェイを披露した。傑作とも言えるヤビー・ユー(Yabby U)の12インチ盤'Chant Down Babylon'のB面'King Pharaoh Plague'では「ヤビー、あいつはは何を言ってんだ?(What the man say Yabby?)」と最高のパフォーマンスを聞かせた。評論家は1977年のベスト作品の一つだと評価しているほどだ。
そういった12インチというフォーマットは「ディスコ・ミックス」として大きな人気を集め、33回転盤アルバムの長さに45回転盤シングルとして収録されたことでその音に透明度と深さを与え、あらゆる意味で音楽への「実験的」アプローチを紹介するきっかけとなった。大きく改善されたダイナミックな低域と広域音はジャマイカ音楽に新たな方向を示すものとなり、ヴォーカル・カットにディージェイ・ヴァージョンがリズムの途切がなく続き、ときとしてダブ・ヴァージョンが続いた。また'Two Sevens Clash'で知られた77年はトリニティーの年でもあり、トリニティーを収録していないディスコ・ミックスはディスコ・ミックスと呼ぶことが出来なかったといっても過言じゃないだろう。ザ・マイティ・トゥー(The Mighty Two)とも呼ばれたジョー・ギブス(Joel Gibson)とエロール・トンプソン(Errol Thompson)のためにマーシャ・エイトキン(Marcia Aitken)の'My Man'(ザ・テクニクス"The Techniques"の'My Girl'のリメイク)のディスコ・ミックスで'Blouse & Skirt'を披露するなど、ルビー・トーマス(Ruddy Thomas)がボブ・アンディ(Bob Andy)の'Feeling Soul'をカバーした作品では旋風を巻き起こした。また、ガッシー・クラーク(Augustus Gussie Clarke)のもとで制作した素晴らしい'Funny Feelings'ではデニス・ブラウン(Dennis Brown)のヒット曲の最後に飛び乗って披露したディージェイは傑作の一つと言えるだろう。
しかし、友人であるディンリンジャー同様にジャマイカの一流ディージェイとしての地位を獲得したのはジョー・ギブスのレーベル、ベルモント(Belmont)から7インチ盤'Three Piece Suit'をリリースしてからだった。アルトン・エリス(Alton Ellis)の'I'm Still In Love'をマーシャ・エイトキンがアップデートしたこの自慢たらしい歌はトリニティーの見え隠れする陽気ながらも堂々とした彼の芸術性の一部を披露した。すぐに同レーベルからアルバム「Three Piece Suit」が続いて発表され、アンサー楽曲として発表されたアレサ・アンド・ドナ(Aletha & Donna)の'Uptown Top Ranking'は驚くほどの世界的ヒットになり、1978年イギリスのチャートで1位に輝いた。不運にもトリニティーのオリジナル・ヴァーションが同様のヒットとなることはなく、どちらかというと風変わりに捉えられたようだが、何がクロスオーバーのヒットを作りだすのかという気まぐれはいつも謎だ。しかし、1978年4月22日、キングストンのナショナル・スタジアムで催された「One Love Peace Concert」の出演者リストに載っていることからジャマイカにおけるトリニティーの人気は絶大なものだった。
トリニティーにとってマイティー・トゥーとの発表作が成功したことは、カルチュラルな歌詞から離れ80年代のもっと現実的なアプローチを早い段階で示していた。ルーツ・カルチャーの商業化に対してしかめた面を見せるも、途切れることなく同時にカルチャーとユーモアを妥協のないスタイルで遂行し続けたトリニティー。マイティー・トゥーが再制作したウェイリング・ウェイラーズ(Wailing Wailers)の'Hypocrite'でディージェイを披露した'John Saw Them Coming'では「分かるか?黒人は自分たちを知る必要がある。フン!テレビの9チャンネルで'Roots'という映画を見ればわかるさ!」とリスナーに訴え、トリニティーのアプローチは新たなディージェイ世代に大きな影響を与えただけではなく、あくるダンスホール・スタイルのディージェイたちの模範ともなった。
80年代に入ってからトリニティーはこれまでと同様に第2のキャリアをジュニア・ブラマー(Junior Brammer)という名前でシンガーとして成功させた。ディージェイが熱いことをやっているときこそが本当に熱いのだが、当然変わりゆくレゲエ・ミュージックのスタイルと流行によってトップで活躍できるのはつかの間である。栄光なる数年の間、トリニティーに優る者は存在しなかったことはあくる20年間、ジャマイカや海外でリバイバルやベテランのショーで一流アーティストになった理由だ。彼の並外れた才能は、生でマイクを握りディージェイを聞き、そのスリルを味わった新たなオーディエンスに紹介されることで息を吹き返す。
余談だがトリニティーの弟ロバート・ブラマー(Robert Brammer)もディージェイとして大きな成功を収めているクリント・イーストウッド(Clint Eastwood)として知られる。あのクリント・イーストウッド(俳優)ではない...ディージェイ・デュオとして活躍したクリント・イーストウッド・アンド・ジェネラル・セイント(Clint Eastwood&General Saint)の1人だ!
参考文献:
Steve Barrow: Liner Notes 'Shanty Town Determination' – Trinity
Blood & Fire BAFCD 031 February 2000
Paul Coote: Wholly Trinity Black Music Volume 3 Issue 4 August 1980 |
2011/8/10 (2011/8/11更新) Text by Harry Hawks
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70年代Deejayアルバム最高峰!豪華なバック・ミュージシャンを前に、絶頂期とも言える最高にリズミカルなTrinityのDeejayが完璧すぎ!聴き応え200%の名盤中の名盤!オリジナル盤はレアで高価な為、この機械をお見逃しなく! |
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何とも完璧なアルバム、ジャケット・デザインも渋いし、重要な内容ですがまずは分る人には分るバック・ミュージシャンのとても豪華な事、そして"Queen Majesty", "i'm Still In Love"など名リズムも多数使用。等などありますが、やっぱり一番はTrinityが一番油の乗っている絶頂期が聴くと一発で納得できる点です、ジャマイカン独自のリズミカルな点、バックの音も70年代と言う時代が凝縮されそうな時代。本当に全てにおいて完璧な頂点レベルのDeejayアルバムです!オリジナル盤は高価な取引がされているレア盤なのでこの再発盤をお見逃し無く! |
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70's後期の確実に渋いルーツ・ラスタDJスタイル!BLOOD & FIRE 収録盤!大推薦盤! |
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BUNNY LEE音源の往年のファウンデーション・リズムのDJレア音源収録! |
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確実に渋いKiller New Rootsの7"inchシングルのA & B面を収録した必聴盤! |
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アルトン・エリスの'I'm Just A Guy'の歌い回しを使用した傑作ルーツ曲!ジェイコブ・ミラーの間違いない代表曲です!2曲目にはトリニティのディージェイ・カットを収録!試聴は分かれていますが、1曲目と2曲目が繋がっているディスコ・テイクです! |
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ずっしりと引き締まったサウンド!へヴィーなマイナー・リズムに乗せたコンシャス・ヴォーカル!2曲目にはダブ・ワイズされたリズムにド渋なトースティングをかますトリニティのディージェイ・カット!試聴は分かれていますが、1曲目と2曲目が繋がっているディスコ・テイクです! |
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絶対必聴!明らかに渋い素晴らしい最高傑作カルチュラル・トースティング!大推薦盤! |
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当時大ヒットした素晴らしい名曲ナイス・ヴォーカル! |
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デニスブラウンのウエストボンドトレインにトリニティのトースティングが冴え渡るキレキレの今作品! イントロの三段攻撃にファンはもうノックアウト寸前!!オブザーバーの洒落っ気全開です! |
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ジュニア・ブラマーのオールド・スタイルのトースティングが炸裂する素晴らしいディージェイ・チューン!ダブ・ワイズされたマイティ・ダイヤモンズ、'Have Mercy'に乗ってリラックスしたパフォーマンスを聴かせてくれます! |
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Joe Gibbsより祝再発!!Hypocriteに乗せて最近の来日公演も好評だったTrinityのいかしたDJがWickedなClassicチューン!! |
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大人気リディム"I'm Still In Love"に大御所DJトリニティーが渋くトースティング!LPのタイトル曲にもなった代表曲! |
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必聴!明らかに渋い素晴らしい傑作ルーツDJ&ダブ最高傑作盤! |
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Micheal Rose [BlackUhuru]のクラシックチューン"Guess Who's Coming To Dinner"にTrinityの燻し銀なディージェイが抜群の存在感を誇る1曲!!オススメ! |
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Sky Highレーベルからレア音源が一挙再発!!名ディージェイ'Trinity'が非常にキラーなルーツトラックにのせて熱く、渋いパフォーマンスを見せる非常にオススメの1枚!!B面のダブもバッチリです!! |
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明らかにナイスなボンゴリズムのウィキッドスカンキン!要チェック!推薦盤! |
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腰に響くへヴィー・級のダンスホール・リズムに乗ったコンビネーション・チューン!バーリントンのカナリア・ヴォイスとトリニティーの男気溢れるトースティングが絶妙のバランス感!ビッグ・チューン!! |
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ダンスホール・クラシック・ファンには絶大な人気を誇るコンビネーションが遂に再発!ロックステディー名曲、'Stop That Train'にディージェイが絡むマッシュ・アップ・チューン!マスト! |
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ダンスホール・ファンから絶大な人気を誇るミキシング・ラブからまたまた嬉しい再発です!ジュニア・ブラマー、フロワーゴンの人気ディージェイ2人によるCommanding Wifeのカバー・コンビネーション!軽快なリズムに冴えまくるキャッチーなフローがナイス! |
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LPベストセラー |
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再発です!何とも完璧なアルバム、ジャケット・デザインも渋いし、重要な内容ですがまずは分る人には分るバック・ミュージシャンのとても豪華な事、そして"Queen Majesty", "I'm Still In Love"など名リズムも多数使用。等などありますが、やっぱり一番はTrinityが一番油の乗っている絶頂期が聴くと一発で納得できる点です、ジャマイカン独自のリズミカルな点、バックの音も70年代と言う時代が凝縮されそうな時代。本当に全てにおいて完璧な頂点レベルのDeejayアルバムです!オリジナル盤は高価な取引がされているレア盤なのでこの再発盤をお見逃し無く! |
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10/12"ベストセラー |
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7インチ復刻盤に引き続きHigh Powerレーベルの80's激渋チューンが復刻!!ルーツラディックスによる土臭くタイトなにまとめられたタフなトラックにAl Campbellの哀愁ボーカルがバッチリ!!後半のTrinityのディージェイもウィキッド!B面にはScientisによる強烈なダブテイクも収録!! |
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7"ベストセラー |
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非常に太く重く引き締まった演奏とギターの主張がとても渋いリズムに、インベーダーズのヴォーカルの高い歌声で、渋さと幻想的な雰囲気を漂わすシリアス・ルーツ傑作曲が復刻!B面はおそらくTrinityとタビーのDeejayダブ・ヴァージョン!非常に要素の詰まった1枚です! |
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腰に響くへヴィー・級のダンスホール・リズムに乗ったコンビネーション・チューン!バーリントンのカナリア・ヴォイスとトリニティーの男気溢れるトースティングが絶妙のバランス感!ビッグ・チューン!! |
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ルーツ名曲の最高にシビレル激渋ルーツ別テイク&キラーウィキッドDJ!大推薦盤! |
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明らかにナイスなボンゴリズムのウィキッドスカンキン!要チェック!推薦盤! |
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