ニッティ・グリッティの[ホグ・イナ・ミー・ミンティ(Hog Ina Me Minty)]、[ラン・ダウン・ザ・ワールド(Run Down the World)]やキング・コングの[リーガル・ウィ・リーガル(Legal We Legal)]、[トラブル・アゲイン(Trouble Again)] などは両者の独特なアウト・オブ・キー・スタイルで初期デジタル・リズムを上手く乗りこなしたヒットナンバーである。[アゴニー(Agony)]、[バンデレロ(Bandelero)]のピンチャーズ、[フォー・シーズン・ラバー(Four Seaon Lover)]、[ディス・マジック・モーメント(This Magic Moment)]で知られるリロイ・ギボンズなどもジャミーズで名声を上げたアーテイストといえるだろう。またパッド・アンソニー、アンソニー・マルボ、チャック・ターナーなどをはじめ、当時駆け出しのココ・ティー、サンチェズ、スリラー・Uなども手がけている。
また、ルーツ期に活躍したアーティストのデニス・ブラウンやグレゴリー・アイザックスなどのアーティストがデジタル・トラックとの相性が間違いないことも証明した。特にジョニー・オズボーンはデジタル化以前も大成功を収めていたが、ジャミーのデジタル・サウンドでも[ブディ・バイ(Buddy Bye)]、[ノー・アイス・クリーム・サウンド(No Ice Cream Sound)]などのヒット曲を残した。